岩出山の歴史見聞。なんと地球誕生まで遡っています。史跡写真とともに振り返る贅沢なオールカラー。
こんな本置いてます vol.210/岩出山の新・むかしかたり
明治・大正・昭和初期に生まれた方の聞きがたりで、リアルな方言と趣のある挿し絵で、人々の生活、商売、馬市も開かれていたり、養蚕や赤子をオブって学校へ行っていたり、もちろん凍み豆腐づくりも、当時の岩出山の活き活きとしていた様子が描かれていて朝ドラの題材になってもおかしく無いほど、読みごたえがあって面白いです。終盤は納豆にページが割かれています。岩出山は当時は納豆も盛んで岩出山駅から陸羽東線でSLで運び出されていたようです。それゆえ、昔は岩出山駅の事を納豆ホームとも呼ばれていたそうです。昔は鉄道の役割って人を運ぶだけではなく物資の運搬でも重要な役割を果たしていたんですね。ただ、戦後GHQや国の政策によって、納豆の品質基準が厳格に変わっていく中、納豆の品質も個性も変わって極端に言えばどこの地域の納豆も味が変わらなくなってしまったそうです。そして、個性を失った岩出山納豆は衰退していってしまったそうです。良くも悪くも国の政策によって文化が廃れたり栄えたりしてしまうんだと、実感させられました。ともあれ、戦前戦中戦後の頃の話はテレビなどでもよく触れる事はありましたが、どこか遠い世界でした。でも、地元の話となると一気に身近に感じますね(まだ転居して5年目なので地元と呼べないか)。
こんな本置いてます vol.209/トヨタの会議は30分
会議というと何故か最低1時間。あるいは1時間以上というのが当たり前な企業も多いのではないでしょうか。忙しい人は早く終わって欲しいとソワソワしている中、あまり直接仕事を持っていない上の方の人が談笑してなかなか始まらなかったり・・・。ある日、この本が書店で並んでいて目が惹かれてしまいました。そうか、トヨタの会議は30分なんだ!さすがトヨタ!トヨタ生産方式で生産能力は高いが、会議までも時短で行われるのかと思い、パラパラと立ち読みもせず購入しました。会議の事だけで1冊かと思いましたが、それだけで1冊もつわけはありませんでした。どういう人に向いているのでしょうか。新入社員ではありません。管理職の候補者か管理職になったばかりの人向けかもしれません。前書きには入社5年以内の方向けと書かれていました。内容は、どういう風に同僚や上司とコミュニケーションをとって効率よく仕事を行うのかという処世術です。上司への報告の仕方やプレゼン資料など参考になる事も多くあります。ただ、トヨタという会社の社風によって確立されている所も多いです。この本の対象の人はまだ社風まで変える力は備えていないでしょう。会議の方は30分が基本ですが、白熱したら必要な分数だけ延長することもよくあるそうです。う~ん。人間関係の維持を仕事の本質においてしまってはいけない。相手に同調することなくあえて空気を読まず、むしろ空気をぶち壊す姿勢が必要。どうしてもサラリーマンの多くは自分の立場と相手の立場を天秤にかけて自分の方が弱い立場だとついつい相手への忖度をしてしまいます。でも、それが時間の無駄だという事は誰もが十分に気づいています。そうか、相手の事を考えすぎてはダメなんだ。自分がつきつめて正しいと思った事はどんどん意見具申していけばいいんだ。そこで自分の意見が通らなかったらサッと引けばいいんだなと勇気づけられます。が、すぐに、自分の異論や反論、提案で社内で孤立してしまったらダメなので起こさなくていい摩擦は起こさないと書かれています。う~ん。すべてが参考になるわけではないと思いますが、この本を読む方の今置かれている状況によって、きっと大いに参考になる事もあるはずです。
梅雨入りしたのに・・・
梅雨入りしましたが気温上昇中で蒸しっと汗ばみますね。そん日は、ひゃっこいのが食べたいというあなたに『アイスの豆乳プリン』はいかがでしょうか。今週はサツマイモのシャーベットに山形県の佐藤錦のサクランボをのせています。もちろんシャーベットも豆乳プリンも自家製です。ほとりカフェ本日も11時にオープンします。
『レボリューション#八』第三弾
豆乳プリンにシャーベットをのっけたアイストオプ。豆乳プリンもシャーベットも自家製です。清涼感があるので夏にピッタリです。
ゴールドフィンチ3
この本を読む前に事件が起きました。映画『ゴールドフィンチ』がWOWOWで放送されたので見てしまいました。主演はアンセル・エルゴート。この後観に行った映画『ウエスト・サイド・ストーリー』でも主役をつとめていましたし、現在WOWOWで放送中の『TOKYO VICE』にも出演しています。本国での人気は知りませんが、ここ数か月で一気に縁が深まった俳優さんです。だから、ストーリーを分かった上で読んでいます。映画を観てはっきり分かったのは1巻での誤解、最初に起きた美術館爆破事件を解き明かす物語ではなかった事です。少し前ならテロ事件の犯人と勇敢に戦う事が物語の中心になりますが、今の世の中ではテロ事件は日常ありふれた出来事になっているのが、怖い世の中になったものです。3巻は主人公のテオが大人になって、映画でいうとあそこまでか。と、いう事は4巻で一気に物語が進むのだろう。
話を聞かない男、地図が読めない女
読みだしたら止まらない今年一番の本。と、帯に書かれています。今年って・・・。後ろの発行日を確認したら2000年です。しかも、初版発行が2000年4月25日、これは2000年9月1日で第10刷。半年間で第10刷とは爆売れですね。タイトルから納得してしまって私は2000年に買って面白くて一気に読んでいつの間にか廃棄していましたが、縁があって22年後、私の手元にこの本があって2回目を読んでみました。10年ひと昔といいますので、ふた昔を得ると世の中の状況は大きく変化しています。特に男女の問題はジェンダー問題として、色々と公の場で言ってしまうと問題になる事も増えてきています。この本も20年前の当時はふむふむと納得して読んでいましたが、今読むと現代ではこんな事を言いきってしまっていいのかというフレーズがページをめくるたびに飛び交います。例えば、男脳と女脳のテストでは簡単な設問に答えていきますが、女性でこの設問に対する得点が低い人はレズビアン傾向になる可能性が高い、と言い切られ、男は批判されることを嫌うから処女と結婚したがるそうで、ブロンドの髪はエストロゲンが豊富であることを意味しているからブロンド女は子だくさんで、男性のホモセクシュアルは遺伝性があるようなのでホモの家計になるようです(遺伝性があったら家計は途絶えるような気もしますが)。すべて科学によっての裏付けとして紹介されているので、作者は自身を持って断言していきます(20年前にすでにトランスジェンダーという言葉もでてきています)。この本のタイトルのように今でももちろん身近な例で自分に当てはまる事もあります。ただ、現代においては20年前の価値観として捉えて楽しんだ方が良いと思います。
宇和ゴールド
旧岩出山町と姉妹都市宇和島市の宇和ゴールド。和製グレープフルーツとも呼ばれているそうです。ほどよい酸味が効いたさわやかな甘さと柑橘系独特の苦みも味わえます。今週の果実の豆乳プリンはこの宇和ゴールドをジャムにしてのっけています。旧岩出山町にある、ほとりカフェは本日も11時にオープンします。それにしても今の季節によく合うさわやかな黄色ですね。
『レボリューション#八』第二弾
新メニュー『ハチモリ』。地元野菜をを取り入れた八宝菜とご飯のワンプレート。ご飯は宮城のひとめぼれです。ほとりカフェ本日も11時にオープンします。
『レボリューション#八』スタート
ほとりカフェメニュー追加計画『レボリューション♯八』スタートします。第一弾は夏限定メニュー「シュワっとハーブin果肉ジャム」。二種類のハーブ氷を入れた炭酸飲料。自家製の果肉ジャムを加えてのどごしの変化を楽しめます。さて、ほとりカフェは本日も11時にオープンします。