梅雨入りしたのに・・・

梅雨入りしましたが気温上昇中で蒸しっと汗ばみますね。そん日は、ひゃっこいのが食べたいというあなたに『アイスの豆乳プリン』はいかがでしょうか。今週はサツマイモのシャーベットに山形県の佐藤錦のサクランボをのせています。もちろんシャーベットも豆乳プリンも自家製です。ほとりカフェ本日も11時にオープンします。

ゴールドフィンチ3

この本を読む前に事件が起きました。映画『ゴールドフィンチ』がWOWOWで放送されたので見てしまいました。主演はアンセル・エルゴート。この後観に行った映画『ウエスト・サイド・ストーリー』でも主役をつとめていましたし、現在WOWOWで放送中の『TOKYO VICE』にも出演しています。本国での人気は知りませんが、ここ数か月で一気に縁が深まった俳優さんです。だから、ストーリーを分かった上で読んでいます。映画を観てはっきり分かったのは1巻での誤解、最初に起きた美術館爆破事件を解き明かす物語ではなかった事です。少し前ならテロ事件の犯人と勇敢に戦う事が物語の中心になりますが、今の世の中ではテロ事件は日常ありふれた出来事になっているのが、怖い世の中になったものです。3巻は主人公のテオが大人になって、映画でいうとあそこまでか。と、いう事は4巻で一気に物語が進むのだろう。

話を聞かない男、地図が読めない女

読みだしたら止まらない今年一番の本。と、帯に書かれています。今年って・・・。後ろの発行日を確認したら2000年です。しかも、初版発行が2000年4月25日、これは2000年9月1日で第10刷。半年間で第10刷とは爆売れですね。タイトルから納得してしまって私は2000年に買って面白くて一気に読んでいつの間にか廃棄していましたが、縁があって22年後、私の手元にこの本があって2回目を読んでみました。10年ひと昔といいますので、ふた昔を得ると世の中の状況は大きく変化しています。特に男女の問題はジェンダー問題として、色々と公の場で言ってしまうと問題になる事も増えてきています。この本も20年前の当時はふむふむと納得して読んでいましたが、今読むと現代ではこんな事を言いきってしまっていいのかというフレーズがページをめくるたびに飛び交います。例えば、男脳と女脳のテストでは簡単な設問に答えていきますが、女性でこの設問に対する得点が低い人はレズビアン傾向になる可能性が高い、と言い切られ、男は批判されることを嫌うから処女と結婚したがるそうで、ブロンドの髪はエストロゲンが豊富であることを意味しているからブロンド女は子だくさんで、男性のホモセクシュアルは遺伝性があるようなのでホモの家計になるようです(遺伝性があったら家計は途絶えるような気もしますが)。すべて科学によっての裏付けとして紹介されているので、作者は自身を持って断言していきます(20年前にすでにトランスジェンダーという言葉もでてきています)。この本のタイトルのように今でももちろん身近な例で自分に当てはまる事もあります。ただ、現代においては20年前の価値観として捉えて楽しんだ方が良いと思います。

宇和ゴールド

旧岩出山町と姉妹都市宇和島市の宇和ゴールド。和製グレープフルーツとも呼ばれているそうです。ほどよい酸味が効いたさわやかな甘さと柑橘系独特の苦みも味わえます。今週の果実の豆乳プリンはこの宇和ゴールドをジャムにしてのっけています。旧岩出山町にある、ほとりカフェは本日も11時にオープンします。それにしても今の季節によく合うさわやかな黄色ですね。

『レボリューション#八』スタート

ほとりカフェメニュー追加計画『レボリューション♯八』スタートします。第一弾は夏限定メニュー「シュワっとハーブin果肉ジャム」。二種類のハーブ氷を入れた炭酸飲料。自家製の果肉ジャムを加えてのどごしの変化を楽しめます。さて、ほとりカフェは本日も11時にオープンします。

とことことことこ

5月10日から5月15日まで野鳥週間。このタイムリーな時期に、いつもほとりカフェの写真を3割増しに写してくださる知り合いの方から、こんな素敵な自主製作の本をいただきました。岩手のてくてく野鳥ブック。紹介されている野鳥はほとりカフェ界隈でもよく見かける鳥がほとんどです。しかも、いつもキョドってるツグミさんなど微笑ましい性格描写が、そうそうその通りと思わず相づちを打ってしまうほどの納得感と共感が得られる喜びを感じてしまいました。かわいいイラストもご本人さんが描かれていて、この方、音楽もできるし写真もできて、本当に憧れます。さて、ほとりカフェは本日も11時にオープンします。

こんな本置いてます vol.208/つばさのおくりもの

大人が読む本なのか、児童むけなのか。わずか60ページで、小鳥目線の物語でひらがなを多く使って書かれていてとても読みやすいです。生まれて間もない小鳥が色々な場所へ冒険にでて色々な出会いをします。あくまでも小鳥目線なので記憶がうすぼんやりしている様子や目の前に起きていることが十分に理解できない様子が巧みに表現されています。人間の大人とは話せませんが、子どもとは言葉が通じ合います。その子も大人になると話が通じなくなってしまうし、小鳥と話せたことも憶えていないようです。小鳥の不完全でたどたどしい表現の中にも、色々な優しさや寂しさはかなさが伝わってくる作品です。ところで、この作品は小川糸さんの別の作品の『リボン』と対になっている事に最後に気づきました。今、『リボン』を読んでいます。

嫌われた監督

と、言いながらも熱狂的なファンの作者がほめたたえた落合評論本だろうと思っていましたが、これがこれが・・・。私も名古屋出身なので野球といえば中日ドラゴンズ。その中でも印象深いのは、やはり星野監督時代と落合監督時代。どちらも落合博満さんがキーマンの時代です。そして、名古屋で新聞と言えば、中日新聞か中日スポーツ。でも、この本の著者は日刊スポーツの記者。この時点でも一癖あります。内容は、序盤で対比として星野監督も引用されていますが(昭和の大スターのようなエピソードでこれはこれで面白いです)、落合監督時代の2004年から2011年、監督就任劇から退任劇までです。もう10年以上前の話が蒸し返されています。いまだに繰り返し取り上げられるほど、落合監督時代は話題性に富んでいますし、私も読み進めると昨日の事のように当時の賛否両論吹き荒れる熱気や緊張感が蘇ってくるほど鮮明に記憶に焼き付いてしまっています。中身は各年代を順を追って描かれていますが、読み手を惹きつけるのは、単なる年表になっていない所です。年をお追って紹介されていますが、各章のタイトルが第1章川崎憲次郎、第2章森野将彦、第3章福留孝介・・・。と、その時々を象徴する選手やコーチ、フロントと落合監督との関わりを通じてエピソードがつづられている所です。選手が落合監督に抱いた不平不満の心情まで露呈されています。しかも、落合監督の心情だけは正解はありません。何しろあまり語らないから。でも、落合監督が受け入れた記者が書かれているので、かなり核心に迫っていて説得力があります。ここまで率直に描かれているので、登場する選手たちもある程度許可は得ているのでしょうか(主力の山本さんや川上さん、井端さんが出てこないのは許可が出なかったのでしょうか?現監督の立浪さんは森野さんとのポジション争いで登場します)。さらに、この本を通じてプロ野球観まで浮かび上がってきます。プロ野球としてのファンサービスの在り方。たとえば、野村監督は選手をたくさんバラエティ番組に出演させてファンを増やそうとしていたような気がします。長嶋監督はファンが喜ぶような演出で選手起用をする時もありました。星野監督はファンの怒りや喜びを分かち合って、ファンの気持ちを一身に背負って選手を叱咤激励していました。落合監督は勝つことこそ最大のファンサービスと言って、勝てる野球にこだわっていたので、淡々と盗塁や送りバントで1点をもぎ取ってピッチャーで抑えるという玄人好みの地味な野球でした。しかも、できる限り選手にケガをさせないようヘッドスライディングを禁止していたことまでは、この本を読んで初めて知りました。落合監督は選手や監督は勝利に貢献する事でお金がもらえるという契約なので、そのことが仕事で、宣伝は球団側がする仕事と割り切っていたのかもしれません。どの監督の考えが正解かではなく、色々なタイプの人がいるから色々な特色が見れて面白いように思います。長くなりましたが、落合監督の采配で一番話題になるのはやはり、日本シリーズで完全試合目前の山井選手を8回で降板させたことだと思います。この本でもことこまかに真相めいた事は書かれています。でも、この話ほど誰が語っていることが正しいのか分からない芥川龍之介さんの『藪の中』を表現するのにふさわしい実話はないでしょう。そして、永遠に分からないのだろうと思いますし、それでいいとも思えます。