終わりよければすべてよし

石原さとみさんの表情が印象的でした。まるで中世を舞台にした漫画のキャラクターそのもので、すぐに世界観に入る事ができました。バローレスを演じた横田栄司さんは吉田剛太郎さんの分身のようでした。蜷川幸雄さんが始めて吉田剛太郎さんが受け継いだ彩の国シェイクスピアシリーズの第37作目でシリーズラスト、この難しい時期の開催、最後はルンペンになって観客に膝まずいて挨拶する吉田剛太郎さん。色々感慨深いですがタイトルが示していますね。

カマキリの叛乱

カマキリが産まれていました。昨年の夏に裏門の扉に産卵された卵を見たときは5〜6匹位だろうと思ってましたが、軽く100匹位は卵からあふれていました。何匹が生き残れるのでしょうか。ちなみに昨年の夏、大人のカマキリを見かけたのは1匹だけです。とにかく、ガンバレ!

こんな本置いてます vol.202/おじいさんに聞いた話

ロシア帝国が終焉していく時代の話です。書かれたのは現代です。世界に伝わる童話や神話のような雰囲気で、都市伝説のような不思議な話が次から次へと出てきます。死の瞬間に青い蝶に羽化する人の話や、訳も分からず人格が変わってしまう人は多数登場し、ペルシャ絨毯の織り間違いを探すことを楽しみにしている人たちや、新しい信仰を始める人、読んでいても大きさが想像つかない巨大な木馬、何でも食べてしまってどんどん巨大になっていく熊(これも大きさが想像できない)、魔術師のような手品師や目に見えないくらい小さいのに何故か存在が認められている魔女などなど。約40の物語はどの話も結論がありませんでした。しかもほとんどがハッピーエンドで終わらない話で、一日一話づつ読みましたが、どんよりとした曇り空しか想像できず、モヤモヤした気分を引きずります。何かを示唆しているのか、比喩しているのか考えても私には分かりませんでした。日常なんて答えが出なくても過ぎていくという事を教えてくれているかのようです。ロシア革命の影響でサンクトペテルブルクからオランダに逃れた際に、おじいさんからロシアを懐かしむように聞いた話となっています。読み終わって感じたのは、このお話はある意味、日本の近代史のキーパーソンでもある最後のロシア皇帝ニコライ二世の話でもあるような気がしました。ロシア皇帝が作り出してきた絶大的な権力による圧政が産み出した、物語のように感じました。出口の見えないお話ですが、何故かほんわりした温かさも感じます。子どもにはお薦めできませんが、大人にはお薦めできる大人の童話です。

ミソカツ

愛知県出身なので、味噌カツの文字を見ると頼まないわけにはいきません。サラダがたくさんあって嬉しいです。味噌は名古屋はもう少し甘くしていますが、美味しいです。愛知県出身のみなさん、大崎市では他に「たいこう」さんで味噌カツが食べられます。こちらの方が名古屋に近い味です。

藩バーグ

あ・ら・伊達な道の駅。伊達藩バーグ。1500円。3段積みハンバーグはインパクトがすごいです。しかも一つの大きさは普通の一人前の大きさなので、三人前のハンバーグと言っても過言ではありません。一番上が卵とチーズが乗っかていて、ソースもデミグラスソースとトマトソース。お肉がとっても美味しいうえに3つの味が楽しめます。でも、・・・・1500円。これ一人では食べ切れないので、家族で分ける事を考えると安いです。

荒浜

震災遺構として残る荒浜小学校。校舎の中も公開されています。4階の教室では当時の回顧録が上映されています。校長先生や教頭先生、自治会長の証言。津波の状況を伝える空撮での映像は乱れていますが疑似体験したかのような怖い気持ちになりました。実際体験された方の恐怖は計り知れません。危険が迫っていたらとにかく逃げる。大事な人を逃がす。そんな強いメッセージを感じます。

ゴミは持ち帰りましょう

昨日は荒浜の海岸公園でみやぎ生協さんの社会貢献活動に参加してきました。午前中は防災林として植えられているクロマツのエリアの草抜き。午後は海岸に出てペットボトルなどのプラスチックゴミの回収を体験しました。プラスチックはやがては5ミリ以下のマイクロプラスチックになりますが、それ以上は分解されずにお魚が飲み込んで、そのお魚を人間が食べる。・・・因果応報。ゴミは持ち帰りましょう。