PASSAGE②

昨日の続きです。購入した本。『マザーグースのうた(蜂飼耳の本棚より)』。『夏のヴィラ(都甲幸治の本棚より)』。菊池寛さんの『三家庭(ひつじ書林より)』は昭和二十一年五月十日の初版発行でパラフィン紙のカバー付き。昭和二十一年五月は現代かなづかい告示直前の年月。発売当時の雰囲気で読めるのが楽しみですが、これが1000円という安さは普通の価格なのでしょうか?もっとも、発売当時の拾五圓からすると70倍近い値段ですが・・・・。『鯨の挽歌(海獣書店より)』、棚に鯨のディスプレイが置かれていてディスプレイも欲しかったのですが、売り物ではありませんでした。『ミチクサ先生(中江有里の本棚より)』、著者謹呈のしおりが挟んであって、中江有里さんの付箋によるブックマークがいくつも貼られています。著者から中江有里さんに渡って今、私の手元にあるのが不思議な気持ちです。この本から読んでいますが、序盤から面白くて惹きつけられています。『デヴィッド・ボウイ(羊葉文庫より)』、好きなアーティストの本って、ビートルズのように解散していればまだしもですが、まだ、現役だったりするとこれからも新曲が発表されるので、不完全なんですよね。不謹慎かもしれませんが、デヴィッド・ボウイは亡くなられているので、すべてが網羅されていてしかも新書サイズなので、ほどよい長さでちょうどいいです。最後に『樺太鉄道株式会社沿線案内』。ただの冊子ですが、実はこれが一番高い値段でした。本当はもっと買いたかったのですが、電車で来ているので手で持って帰るのはこれ位が限界。どちらにしても、読むペースも遅いので、一旦はこれで十分です。新旧様々ですが、意識はしていませんでしたが意外と新しい物が多かった。とにかく、棚ごとに個性が散りばっていて見ていて飽きませんが、こうやって買った本を並べてみると、当たり前ですが、私の個性が浮かび上がってきてしまいます。心理学の専門家なら本を見ただけで私の性格が分かってしまうかもしれませんね。