こんな本置いてます vol.168

今日は今年の読書週間の最終日です。読書推進運動協議会の「2020若い人に贈る読書のすすめ」にこの本が選ばれています。いじめを経験して何度も死のうとした中川翔子さんの力強い直筆のタイトルが内容を現しています。いじめは、学校という閉塞的な空間が起こしているのでしょうか。毎日、同じ顔ぶれで退屈な授業を受けて、テレビやネットで面白そうに生きてる人たちにあこがれて、退屈な日常に変化をもたらすために、人を茶化すことで優越感も味わうようになって、大勢と考えの違う人は受け入れられなくなったり、でも、その大勢の考えというのもテレビやネットの偏った情報に影響されているだけなのに、そこまでは判断できる年齢でもない。今の社会の仕組みがいじめっ子が出てくる土壌になっているかもしれません。自分もいじめられた経験もあるし、いじめられたくないから、いじめる側になった経験もあるし、いじめてるつもりは無かったのですが、結局いじめてるのと同じだった事に気づいたこともあります。義務教育という言葉にがんじがらめになって、学校に行かないこと、行かせないことに罪悪感を持ってしまいます。高校まで行っている子が多いので高校までは行かないと変な風に思われてしまうかもしれない。でも、本当は学校には行かないという選択肢もあるし、行かせないという選択肢もあるような気がします。教育は受けるに越したことはないのですが、いじめをコントロールできないのであれば学校で受けなくてもいいという選択肢があってもいいと思います。ただ、世の中が変わってきたからこんな事も堂々と言えるようになってきたのかもしれません。ところで、ほとりカフェは本日はお休みさせていただきます。

ありがとう

一気に寒くなってきました。東北はもう冬じゃない?という声も聞こえてきます。コロナで狂わされた2020年ですが、変わらぬ景色が見られることにホッとします。マガンのみなさん今年もこの地を訪れてくれてありがとう。ほとりカフェは本日も11時にオープンします。標識邪魔だったなぁ。

秋!

一気に寒くなってきました。東北はもう冬じゃない?街を歩けば早くもクリスマスツリーが・・・。コロナで狂わされた2020年、急ぎ足で過ぎ去りたいところですが、急いでも出口は見えません。ならば、ゆっくりと年をとりましょう。ほとりカフェ11月は秋です。芸術の秋。読書の秋。音楽の秋。ほとりカフェ本日も11時にオープンします。

永在する死と生

福島県南相馬市のブックカフェ『フルハウス』。店長の柳美里さんが本を選んで送っていただけるサービスがあります。この本は柳美里さんに選んでいただいた本の中の一冊です。左の『命』『魂』『生』『声』の4冊が収録された自選作品集です。600ページ以上のヴォリュームなので、読むのにも通常の4倍の時間を費やしました(当たり前ですが・・・)。これは柳美里さんの私小説です。柳美里さんのパートナーと言って差支えがあるかないか分かりませんが、演出家の東由多加さんの最晩年の闘病生活を描いた作品です。重いタイトルなので、少々読みづらい作品かと思っていましたが、そうではありません。闘病生活から死まで描かれていますので、重いと言えば重いのですが、生と死という宗教的な重さはなく、ただ人生の最後の一ページを描いているだけなので、読みやすかったです。勝手な思い込みで『命』で東さんが亡くなり、以降の作品は新たな命として同時期に誕生した柳美里さんの息子さんの子育ての波乱万丈なお話になるかと思っていましたが、4冊通して東さんの闘病生活が中心でした。4作品あるのでそれぞれ、起・承・転・結の役割をしているかと思いきやそういうわけでもなく、最初の『命』から物語がいきなり佳境(転)に入り、東さんが亡くなる『生』までその緊張感がずうっと続いていきます。そして最後の『声』はマラソンで言うと全力で走り切った後のクーリングダウンの役割をしています。『声』を読まなければ緊張感から解放されないでしょう。でも、『声』の最終頁に達する何ページが手前まで、本当にこの物語は終わるのだろうかと、半信半疑が続きました。舞台は大半が、病院とアパートですが、集中して読ませてしまいます。また、柳美里さんの記憶力のすごさにも驚かされます。大きく端折っているとは思いますが、専門用語もたくさんでてきて、会話も長くて、よく覚えているなぁと感心させられます。大切な人が癌になった時にどういう心境になってどういう行動をして、お子さんの誕生もあって、自分の人生も整理し直さなければならなくて、身近な人との人間関係や東さんの知り合いとの人間関係や、お医者さんとの信頼関係、民間療法的な事も含めてリアルに伝わってきます。そういった事がテーマと言えばテーマかもしれませんが。そのリアルさと緊張感の中で読み進めていくと登場人物がだんだんと読者にとっても身近な存在となっていき、東さんが亡くなったという知らせを聞いた(読んだ)時は図らずも涙が出てきました。そして、『声』で柳美里さんと東さんとの過去の回想シーンとともに、読者もゆっくりと呼吸を落ち着かせてクーリングダウンしていきます。普通は自分の事は誰もが正当化したり、美化したりすると思いますが、誤解を与えかねないような言動や行動もありのままに客観的に公平に見せています。この小説はドキュメンタリーでもありますが、ドキュメンタリーですら感情移入しやすいヒーローやヒロインがいますが、ここで描かれている人たちは、性格の良し悪しを超えた、私たちの身近にいるごく普通の面倒くさい人たち(もちろん私も含みますが)なので、誰にも感情移入しないし、誰にも感情移入してしまいます。東さんの事はよく分からないのですが、死の淵でこれほど支援者がいるという事は、カリスマ性の高い人だと伝わってきますが、その東さんですらベッドの上ではごくごく普通の人です。ここまで普通の人を美化せずありのまま普通に描けるのが小説家の柳美里さんの魅力ではないかと思いました。

こんな本置いてます vol.167

今年は佐野元春さんがデビュー40周年。ジョン・レノンが亡くなった年にデビューしています。そう、今年はジョン・レノン没後40年、生誕80年。そして、今年はベートーヴェン生誕250年でもあります。今、書店に行くとジョン・レノンの特集が組まれた雑誌やベートーヴェン関連の書籍を数多く見ることができます。『ベートーヴェンの真実』。この本はベートーヴェンの遺髪を手にしたベートーヴェンのファンのアメリカ人が遺髪から、ベートーヴェンの謎に迫った物語です。『ショパン奇蹟の一瞬』は小説家の高樹のぶ子さんが、ショパンの所縁があるフランスの地を訪れ、ショパンの名曲を紐解いた本です。美しいフランスの写真もふんだんに収録されています。『おはなしクラシック3』はそのまま使えるクラシックの音楽劇の台本です。第3巻ではベートーヴェンの『田園』を用いた音楽劇も収録されています。

粘り強く

いただきものです。花山の自然薯です。とにかく粘り強いです。当店のオリジナルの呉汁(コロポカ)にいれて食べてみましたが、お餅みたいな粘り強さで、美味しさはお餅以上です。正にビッくりはらな体験でした。

こんな本置いてます vol.166

ホントかよ!って思いますが、五線譜ではなく、鍵盤譜。ギターのTAB譜よりももっと簡単なビジュアル表記。ちょっと、これ本当に弾けそうな気がします。「かえるの歌」、ショパンの「別れの曲」「いとしのエリー」「レット・イットビー」の4曲収録。「レット・イットビー」なんか弾けたらお披露目したいですね。クラシックが弾けたらちょっと自慢できますね。ピアノ買おうかなぁ。

がんばろう

ほとりカフェ本日も11時にオープンします。よし、次の宝くじの抽選日まで真面目に仕事しよう。なお、ハロウィンの飾りつけは昨日の岩出山中学校の中学生男子が担当しました。