水木しげるさんのエッセイ集です。過去に出されたインタビューやエッセイなどたくさんの本からの抜粋です。戦時中の話もでてきますが、フォントって不思議です。小説などによく使われている明朝体だったら固い感じで、見ただけで読むことに抵抗があるかもしれません。でも、柔らかいフォントが使われているので、それだけで明るく感じます。水木さんの漫画もアニメと違っておどろおどろしい印象がありますが、余白が活かされていて、これまた明るい絵に見えます。この水木さんが笑いかけてる表紙もなんだか楽しい事が書いてありそうです。そういう本全体の雰囲気にのまれて内容もスッと心に入りやすくなります。この本は、本って著者だけではなくブックデザインによって左右されるんだという事がよく分かる本でもあります。
こんな本置いてます vol.187
![](https://i1.wp.com/hotoricafe.jp/wp-content/uploads/2021/01/be59cd1245a180dc206b953a51c4f5bb.jpg?fit=800%2C450&ssl=1)