バルタザール・グラシアン(1601-1658)。哲学者。240もの人生の指南書が書かれています。日本では江戸時代の幕開けの頃ですが、驚くほど現代でも通用する教訓ばかりです。 一つの指南が1ページで単純に240ページですが、訳が素晴らしいのか非常に読みやすく分かりやすいです。「人とのかかわり」「駆け引き」「会話」「知性」「自分自身」「才能」「成功」「人生」の8つのセンテンスにまとめられています。 時代を超えて、国を超えて今でも通用するという事は、ある意味予言書なのか、400年経っても世界中の人の悩みは変わっていないのか、進歩がないのか。きっとあなたの今に突き刺さる言葉があるはずです。この本は、いつの世も迷える現代人たちへの預言の書です。