日本史や世界史は人類目線での歴史であって、過去の過ちから学ぶ事よりも、大量虐殺した人まで英雄視されたり、兵法や人心掌握術が紹介されたりする事もあります。それはそれで賢く生きるための知恵として必要な事かもしれません。でも、もしかしたら、この本に載っている環境史を学ぶ事の方が、大切な事のような気がします。環境史は、本当の意味での地球の歴史であって、人類だけでなく、生物の未来にとって必要な歴史だと思います。過去の過ちや今置かれている地球環境を学んで、ひとりひとりが自覚して少しでも行動する事が、我々人類の生き伸びるための道に繋がるのではないでしょうか。