花粉症の季節

テレビを見ると毎日、花粉情報でざわついていますね。そこで、ほとりカフェの物販コーナーからご紹介。まず、私の30日茶のハッピーノーズブレンドは昨日ご紹介したアレルギー体質改善に効果があるネトルと花粉症の症状をわらげるエルダーフラワーがブレンドされています。そして、右側はそのエルダーフラワーのコーディアル。冷水やお湯、炭酸で薄めたりヨーグルトにかけたり用途は様々です。ほとりカフェは花粉症応援キャンペーン。・・・花粉症を応援したらダメですね。花粉症対策でがんばってる貴方を応援します。本日も11時にオープンします。

ネトル

さて、宮城県では今年の花粉の量は昨年の倍と予想されています。昨年も同じような事が言われていましたので、一昨年と比べると4倍!?そんなわけはないと思いますが、花粉症にお悩みの方にお薦めなのが、このハーブ『ネトル』です。フラボノイドやクロロフィル、ビタミン、ミネラルを多く含み、花粉症などのアレルギー体質の改善に用いられているそうです。当店では、このネトルにさらに同じく抗アレルギー作用が期待されるエルダーフラワーのシロップを混ぜ合わせた最強ドリンクとしてご提供しています。ほとりカフェ本日も11時にオープンします。

こんな本置いてます vol.212

梨木香歩さんの渡り鳥を追いかけたエッセー。2006年から2009年に雑誌に連載されたエッセーです。渡り鳥といえば、ここら辺で生活しているとすぐにマガンを想起しますが、残念ながらマガンの活躍はありません。知床や諏訪湖、カムチャッカなどで様々な鳥がでてきますが、オオワシの活躍が目立ちます。渡り鳥を見ると、今年も来てくれたんだと、安心感や喜びを感じます。そんな渡り鳥を追っかけてみたくなる気も分かります。渡り鳥の話だけではなく、気候や風土に彩られてきた、そこに暮らしてきた人たちの価値観も伝わってきます。

橋下徹の研究

久米宏さんのニュースステーションからでしょうか。歯に衣着せぬ物言いで政治家などの権力者に対して鋭く切り込んでいく人がでてきたのは。以降、どんどんと同じようなスタイルのキャスターやタレントがテレビ出演をしています。教養が無い私は、その中でも口が達者で口喧嘩が強い人=論理的に正しい事を言っている人=この人の意見は正しいと無条件で受け入れて、私の世の中の判断基準になっていました。必殺仕事人が好きな私は悪代官を成敗した時に感じるカタルシスすら、いだく時もありました。ところで、ここ数年のコロナ禍で一番変化した事は、あまりテレビを見なくなった事です。特に2年前は緊急事態宣言もありお店も休業、連休中も外出自粛で家にこもる事も多くなりました。だから、当然テレビもたくさん見ていたのですが、どこもかしこも似たような内容ばかりで、やがて飽きてしまい時間を埋めるためにYouTubeを見るようになりました。すると、テレビでは取り上げられないけれど、知っておいた方がいいニュースや同じニュースでもテレビとは全く違う捉え方をしている事も多く大変驚きました。以前はテレビが正統派でネット番組なんて根拠のない事を並べ立てる番組と偏見をもっていましたが、今では一体、テレビで何を見せられているのか?と、思うようにすらなってきました。よく考えてみるとNHKの会長人事は政権が関与しているし、その他の民放番組はスポンサーの意向を配慮する。そう考えると報道されている出来事は正しいと思いますが、解説は必ずしも正しい(=自分のためになる)とは言い切れません。少し話は横道にそれましたが、橋元徹さんはテレビを見ているとどんな権力者とも対等に渡り合って、口喧嘩が強く相手を言い負かせる光景をよく見ていて、彼の出演番組を楽しみに見ていた事もあり、彼の言う事なら正しいと思うようにもなっていました。ただこのコロナ禍でYouTubeを見るようになってからは段々と、その考えも変化してきました。どの人の意見が正しいかどうかは、見る人が判断する事だと思います。世の中はテレビの権威の方が強いのですが、いろいろな媒体も知った上で自分の意見を持たないと、いつの間にかテレビに思考も誘導されてしまうような気がしました。これ、本の感想になっているかな?この本は人気YouTuberの百田尚樹さんが書いた本です。

無病息災家内安全

岩出山にある大崎八幡神社のどんと祭です。毎年、本家どんと祭の大崎八幡宮の翌日の朝(今日ですね)、日入りが行われます。どんと祭は大崎八幡宮の方が本家ですが、伊達政宗はこちらの方が先に崇敬しています。大崎八幡宮は国宝ですけど・・・。競う意味はありませんね。ところで、ほとりカフェは本日も11時にオープンします。

ミチクサ先生 上

この本は神保町のPASSAGEの『中江有里の本棚』から購入しました。中江有里さんが読むときに付けていった付箋もそのまま残っています。さらに、本を開くと「謹呈 著者」の短冊が・・・。と、いう事はこの本のルートは・・・。中古とは言えこの貴重な本が「¥1100(ほぼ新品)」というリーズナブルな値札で(PASSAGEでは棚主が好きな価格をつけています)手に入るとは・・・。前置きはさておき、伊集院静さんがいつか書きたかった夏目漱石の青春ストーリーという触れ込みとなっているこの本。上巻は夏目漱石の前半生で、養子に出された少年期から響子さんと結婚して暮らし始めた頃までが描かれています。夏目漱石と言えば作家としては知っていたのですが、私生活までは全く知りません。偉人さんなので浮世離れしてるんだろうな、という位です。でも、この本を読んで、意外と普通の青年だという事に驚きました。とはいえ、私なんかより全然賢くていい大学でて、教師になって高い給金をもらっているので、当時の庶民の暮らしよりは良かった事は想像できます。でも、普通に友達同士で遊んだり恋もします。あれあれ?普通の学生じゃん。夏目漱石が生きた時代は江戸の終わりから大正の初め。ようするに人生の大半は明治時代です。徳川幕府から明治政府へ移って、開国して色んな文化が外国からも入ってきて、日本が激変した時期です。明治時代を描くのが主題ではないのですが、夏目漱石周辺の明治時代の様子が本当に活き活きと描かれています。普通、こういう歴史物や偉人伝を読むと描く情景は想像の域を超えず、日本でありながら身近に感じ取れない世界観となるのですが、この小説は目の前に現実にあるかのような景色が見えてきます。西洋風のどっしりした建物の周囲で賑わう人々や、川沿いで涼しい風が入ってくる2階建ての木造住宅や揺れる柳。野原で野球をやっている青少年たち。明治時代のはずですが、同じ時代を今一緒にいるような錯覚が起きるのです。伊集院静さんの文章の力なのだと思います。夏目漱石は教師になる位真面目ですが、周りはいつもにぎやかで楽しそうで、そんな周囲の人たちに巻き込まれて素の顔を見せてしまうのも魅力的です。もう一人の主人公、正岡子規。にぎやかの中心にいて対照的な性格の彼が一番漱石に影響を与えているように見えます。離れていてもお互い放っておけない本当の親友だという事が分かります。正岡子規は愛媛の出身なんですね。夏目漱石も東京で正岡子規と親友になった後、愛媛で教鞭を振るう。偶然なのか夏目漱石が意図して選んだのかは分かりませんが、これも二人をつなぐ興味深いエピソードです。でも、夏目漱石=坊ちゃん、すなわち愛媛県という印象が強いのですが、滞在したのはわずか1年というのも驚きでした。驚きといえば同時期のお友達が有名な人ばかりなのも驚きます。類は友を呼ぶ。と、いう事でしょうか。今でいうと芸能人同士が知り合いというレベルなのでしょうか。それにしても、明治の人って若いころからしっかりしています。昭和の後半から平成の平和ボケした時代に生きてきた私よりも、随分大人です。激動の時代を生き抜くには、地に足をつけて遊びも仕事も懸命に生きていかないといけない時代だったのでしょうか。夏目漱石や正岡子規だけでなく、この頃の作家さんって色んな意味で早世な感じもしますし。さてさて後半生の下巻も楽しみです。これ、ドラマになっても面白いと思います。あっ!ところで、今日は月曜日ですが祝日ですので、ほとりカフェ本日も11時にオープンします。

雪が少ない岩出山

今年は雪が少ない岩出山。降ったら雪かきでうんざりするのに、少し寂しいような気もします。でも、よく見たらこの寂びた景色もいいですね。ほとりカフェ本日も11時にオープンします。

岩出山産とちおとめ

今が旬の甘くて美味しいとちおとめ。今週の果実の豆乳プリンはこのとちおとめをジャムにしてのっけています。ほとりカフェ本日も11時にオープンします。