こんな本置いてます vol.200/キャッチャー・イン・ザ・ライ

あまりにも有名な古典的名作です。私が読んだのは『天気の子』の森嶋穂高が持っていた、村上春樹さん翻訳バージョンです。主人公の一人称で語られる随分長い落語を聞かされているような感覚でした。ただ、いつまでもいつまでも思春期の少年からグダグダと話しを聞かされていると、一体何を聞かされているのか我に返る時もあります。この小説を先に読んでいればホールデン・コールフィールドというキャラクターを投影された森嶋穂高という主人公をもっと楽しめたかもしれません。まぁ、知らなくても十分楽しめましたけど。