こころ検定公式テキスト3級

4級よりさらに聞きなれないカタカナがたくさんたくさんでてきます。覚えようと思うとかなり苦労するでしょう。ただ、すごく興味深くて面白い内容でした。3級は人間のこころの成長について書かれています。赤ちゃんがお母さんの体内にいる胎期から胎芽期、胎児期、そして産まれてきた後の新生児期、乳児期に続く過程は感動すら覚えます。特に新生児期に見られる無意識の反射行動となる原始反射は面白いです。大人に積極的に愛されるように発する赤ちゃんの微笑は、意識せず発する自発的微笑から乳児期になると他者を意識した社会的微笑に変化します。そんな計算高い能力が遺伝的に備わっている事がとても面白いです。また、わんぱくな児童たちの集団はギャンググループと呼ばれます。スヌーピーに出てくる子供たちがピーナツギャングと名付けられている事も納得しました。そして、どんどん大人になるに従って、形成されるグループが変化し、仲間外れの子がでてきたり、大人になっても能力の限界を感じたり、人生はうまくいかないので、子どもから大人までこころの病がついてまわります。こういった事象を学問として知っておくことも、自分の置かれている状況が理解できて、病にかからないように注意する事ができるかもしれません。